ウクライナの反転攻勢に向けた動きが指摘される中、ロシア国防省はウクライナ東部の要衝バフムト近郊でウクライナ側の大規模な攻勢を撃退したと発表しました。

ロシア国防省は12日、ウクライナ東部の要衝バフムト近郊にあるソレダル周辺でウクライナ軍が1000人以上の兵士と40両の戦車を投入して大規模な攻勢に出たものの、ロシア軍が撃退したと発表しました。

ウクライナ側はおよそ95キロの前線に沿って26回にわたる攻撃を行ったとしています。

これに先立ちロシアでは、ウクライナが大規模な反転攻勢を始め、ロシア側の防衛ラインが突破されたとの未確認情報がSNSなどで拡散し、ロシア国防省が否定する緊急の声明を出していました。

一方、要衝バフムトをめぐり、ロシア国防省側への批判を強める民間軍事会社ワグネルの創設者・プリゴジン氏は12日、ショイグ国防相宛ての手紙を公開し、バフムトの前線に入り、「自分で状況を確認するよう求める」と呼びかけました。

プリゴジン氏は国防省側からの弾薬供給が止められたとしてショイグ氏らを名指しして批判し、一時はバフムトから部隊を離脱させると表明していました。

こうした中、プーチン大統領は12日、南アフリカのラマポーザ大統領と電話会談を行いました。

ロシア大統領府によりますと、プーチン氏はアフリカの指導者グループでウクライナの紛争解決に向けた議論を進めるという考えを支持したとし、ロシアは外交を重視しているとの姿勢を強調しています。