今月5日に石川県能登地方で震度6強を観測した地震について、政府の地震調査委員会の平田直委員長は、地上に現れていない断層や未知の断層が動いて発生したと説明しました。
政府の地震調査委員会は、きょう開かれた定例の会合で、石川県能登地方で続いている活発な地震活動についても重点的に議論を行いました。
きょうの会合では、今月5日に震度6強の非常に強い揺れを観測したマグニチュード6.5の地震で、地震に伴う断層の破壊が地下でどのように進行したかについて、複数の大学や研究機関から解析結果が示されました。
それによりますと、断層の破壊は能登半島沖の深さ12キロのあたりで始まり、その後、破壊は西側そして浅い方向へと進んで深さ5キロから10キロのあたりで断層が大きくずれ動き、それが地上に非常に強い揺れをもたらしたとみられるということです。
政府・地震調査委員会 平田直 委員長
「マグニチュード6.5の地震を発生させた震源断層というのは、だいたい深さが10キロよりちょっと深いぐらいのところで破壊が始まって、浅い方に破壊が進行して、おもに深さが5キロから10キロぐらいのところで強い揺れを出すような大きな滑りがあったということが複数の解析結果から言えることです」
平田直委員長はそのうえで、地震を起こしたのは、これまでに存在が知られている能登半島の北側にある活断層ではなく、「伏在断層」と呼ばれる地上に現れていない断層や知られていない断層が動いて発生したと説明しました。
政府・地震調査委員会 平田直 委員長
「推定されている伏在断層か、それ以外の地下の震源断層かは現時点では不明ですけれども、地下にそういった地震を起こすような断層が伏在して、そういうものが動いたということが、きょうの議論でわかりました」
平田委員長はさらに、一連の地震活動の中で規模が最大となった今月5日のマグニチュード6.5の地震が、それまでで最大だった去年6月のマグニチュード5.4の地震よりも浅いところで発生した点が「重要」と指摘し、5日以降の地震活動で震源域が海のある北側、そして浅い方向に拡大していることについて、津波を伴う地震が発生する可能性に注意を呼びかけました。
政府・地震調査委員会 平田直 委員長
「北側に地震活動が移っていって、(地下の)浅いところが破壊されれば、1週間前の地震でも(高さ10センチの)津波が発生しているように、津波が発生するということが十分考えられますので、今後の地震活動によっては、津波を伴うような大きな地震が起きることがありますので、それについては注意をしていただきたいと」
地震調査委員会は、5日以降の能登地方の地震活動は時間の経過とともに低下しているものの、マグニチュード6.5の地震の発生前と比較すると依然として活発な状態が続いているとして、揺れの強かった地域では今後も強い揺れを伴う地震に対し引き続き注意が必要としています。
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