トップブランド米「福、笑い」厳しい基準で高品質維持
「福、笑い」は、トップブランド米として価格に大きな特徴があります。
県産ブランド米の「天のつぶ」と「福、笑い」の店頭価格を比べると、「福、笑い」は、1キロあたりおよそ800円と「天のつぶ」の2倍するんです。

これは、「福、笑い」がトップブランド米と言われるほど、生産に厳しい基準が設けられているからです。
まず、生産者は、食品の安全確保や環境保全などに取り組む農業生産工程管理「GAP」の認証を取得していることなどが条件になります。
また、出荷は粒の大きさや食味などが決められた基準に合格していること。こうすることで高い品質を維持しているんです。

県産米の流通価格を見てみると、もともとブランド力の高い会津産を除いて、中通り、浜通りでできたコメの価格は、震災以降、全国平均を下回り続けています。原発事故による風評被害で、安い価格でしか売れないというのが現状です。

そのため県は「県の象徴的なものとして「福、笑い」で県産米の風評を払拭したい」としています。
14年という月日をかけて開発された「福、笑い」。その味が、全国の人に届いて欲しいと思います。