サッカーJ2リーグで苦戦が続くベガルタ仙台は13日、ホームで今シーズンの行方を左右する一戦。山形とのみちのくダービーに臨みます。

シーズンの3分の114試合を戦い、現在13位。J1昇格に向け、早くも正念場のベガルタですが、今週、頼もしい男が帰ってきました。

経験豊富なベテラン遠藤康選手。左太ももの肉離れで戦列を離れていましたが、水曜日、全体練習に合流すると早速、フルメニューを消化。元気な姿を見せました。

ベガルタ仙台 遠藤康選手:
「とりあえず皆とサッカーできて嬉しい、復帰できたので。もっとチームをいい方向に持っていきたいたと思う」

遠藤の復帰を追い風に浮上の足がかりを掴みたい、ベガルタは13日、山形と今シーズン初のみちのくダービー。クラブの威信をかけた重要な一戦となります。

ベガルタ仙台 伊藤彰監督:
「負けられない気持ちはすごく持っていますし、決勝のつもりで戦うことが重要」

対する山形は、かつてベガルタを率いた、渡邉晋監督が、4月、新指揮官に就任。攻撃的スタイルを武器にチームを再構築しています。

このダービーへ特別な思いを持つのが、ベガルタ11年目の蜂須賀選手。若手時代、共に戦いプロのキャリアを築いた恩師との対戦に気合十分です。

ベガルタ仙台 蜂須賀孝治選手:
「(渡邉監督に)成長した姿を見せたいと思うし、恩師ですけど負けられない」

昨シーズンは2試合とも接戦の末、1勝1分けと意地を見せたベガルタ。負けは許されない、因縁のみちのくダービー、必勝態勢で臨みます。

ベガルタ仙台 遠藤康選手:
「ダービー勝つことでチームが乗ることはあるので自分がゴールを決めるのはもちろんですけどチームが勝つためにやりたい」
ベガルタ仙台 蜂須賀孝治選手:
「1試合以上の1試合よりもっと大きな価値があると思うし、気持ちが強いほうが勝つと思うのでそこは負けないように、勝てるように戦いたい」

注目のみちのくダービーは13日、ホーム・ユアスタで午後2時キックオフです。