大阪府が段階的に進める方針を打ち出した、高校の授業料“完全”無償化が注目を集めています。
国の少子化対策が進む中で、実はいま、授業料以外にもさまざまなものが“タダ”になっていることをご存じでしょうか。中にはあらゆるものが“タダ”となる自治体も?
大阪府が高校無償化へ「課題が分かってくる」
熊崎風斗キャスター:
国の少子化対策が進む中、大阪府は高校の授業料完全無償化を2024年度から段階的に進める方針を固めました。実は今、授業料以外にも様々なものが全国的に無償化の動きが広がっています。
まず、大阪の今回のケース見ていきます。高校の授業料に関して、2026年度からこれまであった所得制限も撤廃して、公立・私立全ての学年で完全無償化の動きです。
大阪府 吉村洋文知事
「子育て支援策にもなると思うし少子化対策の1つにもなると思っています」

井上貴博キャスター:
そう遠くない総選挙を見越した策ということを加味したとしても、国ができないことを自治体がやるのは大きな一歩だと思います。
一方で、『私立が優遇されるだけじゃないか』とか『別に義務教育じゃない高校でやる必要があるのか』という声もあります。
田中ウルヴェ京 スポーツ心理学者:
無償化と言い出して初めて出てくる課題もあると思います。私はモデルケースになり始めることはいいかなと思います。
やってみると、どのような課題が生まれるのか、ということが分かってきます。無償化をやりだすことは大事だと思います。