卵不足が深刻となる中、大手食品メーカーのキユーピーが業務用商品向けにブラジル産の卵を輸入することが分かりました。

卵をめぐっては、鳥インフルエンザの全国的な流行などにより、供給量の不足と価格の高騰が深刻となっています。

こうした中、食品大手のキユーピーが近日中にブラジル産の卵を輸入することが分かりました。殻付きの卵を冷蔵保管した状態で輸入する予定で、業務用商品を扱う取引先のうち、希望する業者に販売。液卵での使用が予定されているということです。

品質については、国産と差異がないことが確認できたとしています。ただ、マヨネーズなど家庭向け商品については使用予定がないということです。

鳥インフルエンザが世界的に流行する中、ブラジルでは現在までに鳥インフルの発生は確認されておらず、3月からは福岡県の液卵メーカーも輸入を始めています。