県外で活躍する青森県民をご紹介します。人生の転機となったその時、どのような思いや決意があったのでしょうか。今回のストーリーは、つがる市出身 坂本哲治。沖縄県本部町の広大な森にあるサウナ施設「亜熱帯サウナ」のオーナーだ。


岩木山を見ながら友達と遊んでいた少年時代、しかし…

4人兄弟の次男だった坂本は、兄の影響や他の子供たちより背が高いことから、ガキ大将のような存在だったという。
坂本「3歳上の兄貴がいまして子どもの時からいつも兄貴と一緒に遊んでいたので、3年早く遊びを身につけた感じで、人に教えたりとかちょっとガキ大将的なリーダー的な存在だったと思います」


田んぼから岩木山を見ながら友達と遊んでいた青森での生活…。しかし、徐々にその景色は色を失い、小学3年生の頃一家は苦境に立たされる。

親が借金を背負い会社が倒産 家族全員で夜逃げ
坂本「うちの親が青森の方で土建業を経営していて、土建業の仕事がなくなって借金が返済できずに数千万の借金を背負った状態で倒産しまして、私が3年生の時、家族全員で夜逃げをして神奈川に来たという経緯がありますね」