サミット後 国際会議の増加に期待
サミット後に増えるのは、観光客だけではないのです。増加が予測されるのは、国際会議の数です。加藤准教授によりますと、伊勢志摩サミット後に三重県では年間およそ2倍から5倍ほどに増えたそうです。
広島県では、コロナ禍前の2019年で72件と、すでにさかんに開催されているため、2倍の140件程度になると見込まれています。これは、すでに全世界でトップ10に入る規模なのだそうです。さて、ここで問題です。
国際会議を1回開くと 経済効果はハウマッチ?

規模にもよりますが、国際会議を1回開いただけで数千万円といわれています。控えめに言って、1回あたり2000万円の経済効果があると考えると、今回の場合、70件の増加で14億円に上ることに…。
そんな期待感が渦巻くのは、国際会議の会場となるであろうホテルです。

リーガロイヤル広島 鈴木浩司 副総支配人
「(宿泊客は)去年の10月ぐらいから全国旅行支援や、いろいろ水際対策の規制の緩和などがありまして、徐々に増えてきております」

広島市中区のリーガロイヤルホテル広島では、宿泊者数が増えているだけでなく、その中の外国人比率が先月は35%と、コロナ禍前の水準を2か月連続で上回っています。

国際会議に使える会場は31あって、そのうち2つは最大2000人入るという大きなホール。サミット後の利用にも期待を寄せています。
鈴木浩司 副総支配人
「シックな感じの雰囲気で、会議でもパーティーでもレセプション全ての趣旨に対応できるような会場に仕上げております」
現段階ではまだ具体的な予約はないものの、今後の増加に備えて準備を進めているそうです。

リーガロイヤル広島 鈴木浩司 副総支配人
「去年からもう語学の研修・サービスの研修、また料理や飲み物についても知識の高い勉強を今、させていますので、かなりサービススタッフのレベルは徐々に上がってきていると思います。しっかり対応を、お応えできるというふうに思っております」