暑い日が増えてきましたが、冷房の準備はできていますか。実はエアコンの修理や買い替えの問い合わせは、例年6月から増えるそうです。快適に夏を迎えるため、10分間でできる「エアコンの試運転」を紹介します。

暑くなると増えるのが、エアコンの修理や買い替えです。そんな修理や設置工事を担うジョーシンサービスセンターの倉庫にはこれから設置予定のエアコンがずらり?

ジョーシン富山サービスセンター
安川幸夫センター長:「今現状は少ない状況です」

…と、その数は今はまだ多くありませんが、夏のピーク時、設置工事は今の10倍もの数になるといいます。

ジョーシン富山サービスセンター
安川幸夫センター長:「大体目安は28℃。気温が…。それを上回るような日が続くと、買い替えようかという心理でお買い求めになるお客様は多いですね」

大手メーカー・ダイキンの調べでは、エアコンに関する問い合わせは6月から急増し始め、ピークの7月、8月は今の3倍にもなります。

こちらのセンターで受け付ける修理工事の件数は6月から8月だけで1年の半数を占め、事務所の電話が鳴りやまないほどだといいます。

ジョーシン富山サービスセンター
畑 清仁さん:「暑くなって使用された際に、故障に気づくケースが多い」「最大1週間から2週間、お客様にお待ちいただくことになる可能性がある」

暑い中、エアコンが使えない。そんな事態を避けるためいま、呼びかけているのが…。

ジョーシン富山本店 藤岡剛哉さん:
「エアコンの試運転を提案しています」

エアコンの試運転とは、冷房を使い始める前の今の時期に一度、運転し、動作に不具合がないかを確認するものです。オフシーズンだったエアコンを急に動かして故障してしまうのを避ける狙いもあります。そのやり方は簡単です。

ジョーシン富山本店 藤岡剛哉さん:「まずは冷房運転を押します。設定温度を16℃にしてください。(Q:なぜ16℃?)冷房を目一杯動かす温度で、強制冷房という状態になるからです」

冷房の温度を、モーターが最大限に稼働する16℃くらいに設定。

ジョーシン富山本店 藤岡剛哉さん:「このあと10分間ほど運転していただいて、運転の音や外の排水から水が出ているか確認していただいて、正常に働いていれば外に水が出ていくということで、確認できる時間が約10分間です」

およそ10分間運転したあと、室外機のホースから水が出ていれば異常なしです。

違和感があるときに確認するポイントはこちら。久しぶりにエアコンを使う場合は特に、フィルターに異物やほこりが付着していないか、室外機がふさがれていないか注意してください。

ジョーシン富山本店 藤岡剛哉さん:「何かトラブルがあった時に即対応できるのが今の時期だと思うので、もし試運転されて少しでも調子がおかしいなと思ったら、この時期に対応しておいてと、お勧めしています」

暑くなる前にしっかりと点検し、ことしはスムーズに夏を迎えてください。