中小企業のビジネスを後押ししようと、長野市で10日、大規模な商談会が開かれました。
長野信用金庫が主催したビジネスフェアには、コロナ前とほぼ同じ275の企業や団体が出展しました。

製造業や建設、飲食など幅広い業種が一堂に集まるのが特色で販路開拓や新たな事業展開につなげることがねらいです。
長野市で、捕獲されたシカの皮を雑貨やアクセサリーなどに活用する事業やジビエ食堂の経営を手がける小野寺可菜子(おのでら・かなこ)さん。
新型コロナの5類移行はもちろん追い風です。


■小野寺可菜子さん
「県外から興味を持って長野に来ていただく方がとても増えていると感じましたので、そういう方々に向けて長野らしい製品をもっと出していければと思います」
また、製造業の関係者からは、「対面での営業がやりやすくなった」との声も。
■オリオンオートクラフト清水浩一専任部長
「面と向かって、というのが大事なところもあるので営業は。できるだけ出るように最近しているんですけど」
一方で、部材や光熱費などの高騰やその上昇分をどう製品価格に転嫁するかが課題だといいます。

■オリオンオートクラフト清水浩一専任部長
「年に1回ぐらいの値上げ交渉をお願いしたりとか、でも100パーセント(提案を)飲んでいただけるかというとそうはいかない部分もあるんですけど」

これまでのフェアで成立した商談は延べ1800件以上ということで、主催者は地域経済の活性化につながればと期待していました。














