『綾子舞』は、柏崎市の女谷(おなだに)集落におよそ500年前から伝わる古典芸能で、扇や舞の“しぐさ”などに特徴があります。
2022年には「ユネスコの無形文化遺産」にも登録されていますが、“無形”のため、今やっている人たちが辞めてしまうと伝承が途絶えてしまいます。
かつては柏崎のいくつかの集落でそれぞれの“綾子舞”があったそうですが、実際のところ、そのうちの2つしか現存していないといいます。

伝承学習に参加した“わけ”を聞いてみると…

【中学1年生】
「500年間続くものって素晴らしいと思うし、それを自分でやってみたかったからですね。いろいろな人に知ってほしいのはもちろんですけど、いろいろな人にこの素晴らしい綾子舞を伝承できたらいいなと思っています」

【柏崎市綾子舞保存振興会 高橋一也 会長】
「人から人へ受け継いでいくものなので、子どもたち一人一人がそういう自覚をもって取り組んでくれるということが本当にありがたいと思っています。そこが大事なところだと思っています」

柏崎市綾子舞保存振興会 会長 高橋一也さん

子どもたちの9回にわたる練習の成果は、11月1日に発表されます。