青森県内でも大きな被害を受けた十勝沖地震から5月16日で55年を迎えます。当時、4人の生徒が犠牲となった南部町の中学校では9日、授業の一環として慰霊祭が行われ、生徒たちは犠牲者を悼むとともに防災意識を高めました。

南部町立名川(ながわ)中学校では十勝沖地震の発生から55年を迎える現在も授業で当時のことを学んでいます。1968年5月16日午前9時48分、青森県東方沖で発生したマグニチュード7.9の十勝沖地震。県内では最大震度5を観測して名川中学校の前身である旧剣吉(けんよし)中学校では裏山が崩れ、生徒4人と卒業生2人が巻き込まれて犠牲となりました。青森県全体では46人が死亡、2人が行方不明となりました。
9日は、名川中学校の1年生46人が剣吉中学校跡地の伊勢沢(いせざわ)公園を訪れて、「地震観音慰霊祭(じしんかんのんいれいさい)」に参列しました。観音像の前で献花を行なったあと静かに手を合わせると、地震の教訓を心に刻んでいました。

※生徒「(最後)いろんなところで大きな地震が起きているので、そういうのを見て家族と一緒に改めて地震の対策をしたり、机に潜る訓練とかをしていろいろ気を付けています」

※南部町立名川中学校 甲地智弘校長「(最初)悲しいことではありますけど、これは風化させてはならない。これを通して命の大切さ防災の大切さを子どもたちと一緒に学んでいく必要があると思いました」

地震をはじめ災害から命を守るには、日頃からの備えと教訓を引き継ぎ、風化させないことが不可欠です。名川中学校は5月中に避難訓練を予定しています。