広島カープ、10日先発予定の 九里亜蓮 投手は、今シーズン、アメリカで自主トレをして大きな変化がありました。RCC野球解説者の 天谷宗一郎 さんの取材によって九里投手に衝撃の事実が判明しました。

RCC野球解説者 天谷宗一郎 さん
キャンプ中にいろいろ段階を踏んで、ことしは挑戦という形で、下半身の使い方・捻転にあったと思うんですが、だいぶ、しっくりきている感じですか?

広島カープ 九里亜蓮 投手
意識せずにマウンドで投げられているとは思うんですよ…。ちょっと、ぼくの中でも “今まで感じたことのない感覚に陥っている” ので…

天谷宗一郎 さん
どういうこと…

開幕からここまで5試合に先発している九里投手ですが、“感じたことのない感覚” を抱えながら登板し続けたといいます。その言葉の意味をあらためて本人に直撃しました。

九里投手
アメリカに行く前から、すぐできるとは思っていなかったので。試合でしっかりと自分のピッチングをして結果を出していくのはもちろんですけど、1年でできるか、2年でできるか、わかんないですけど、作り上げていければいいかなっていうふうには思っています。

昨シーズン、九里投手は、自己ワーストの9敗(26試合 6勝 9敗 防御率3.33)。

さらにシーズン途中には中継ぎへ配置転換されるなど、くやしさの残る1年となりました。

そんな自分を変えるためにも、オフには3年ぶりにアメリカでの自主トレを決意。

そこで訪れたのは、大谷翔平 を含むメジャーリーガーなど、さまざまな選手がトレーニングを行ったアリゾナ州のドライブライン・ベースボールでした。

九里投手
― ドライブライン・ベースボールで行ったことは?
自分のフォームの分析と投げている球種のボールに対しての力の加わり方だったり、重たいボールを使っての球速アップを狙った練習方法だったり、ざっくり口で言えば、そんな感じです。

最新機器を活用する施設で、動作解析や独自のトレーニングを行った九里投手。球速アップを最大の目的として、これまでの投球フォームを一新させるほどの意気込みで臨んだ1か月間ですが、シーズンが始まった今でも改革はまだまだ続いています。