5月には広島に2度目の緊急事態宣言。この「第4波」では、初めて1日の感染確認の発表が200人を超えました。

一度は解除されたものの、夏には再び3度目の緊急事態宣言が出されるなど、混乱は長期化しました。この年の終わりまでに県内の感染者は累計でおよそ2万2000人に上りました。

新成人 2022年1月
「けっこうショック」

2022年は、感染の急拡大とともに始まりました。広島市の成人式も急きょ、延期に…。

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― キャンセル料は?
「いただかない。彼女たちも被害者」

オミクロン株による第6波は、県内でもかつてないほど拡大し、1日の感染確認も初めて1000人を超えました。

小林康秀 キャスター
「行列ができたため、PCRセンターの開場を早めたということです」

夏の第7波は、さらに感染の規模は大きくなり、8月19日には感染確認の発表が、過去最多の8774人となりました。

さらに、冬を前に第8波も始まるなど、1年を通して感染が収束しなかった去年はおよそ64万6000人が感染しました。

2023年5月8日までに広島県内で発表された感染者はのべ81万人余り。亡くなった人は1375人でした。

感染者数を毎日、発表する「全数把握」は、8日で終了し、今後は、定点となる医療機関からの報告に基づいて、週に1回、発表されることになります。