今年のゴールデンウィークの東海道新幹線の利用者数がコロナ前を上回ったことがわかりました。ほかの新幹線や在来線特急の利用もおおむね、コロナ前の水準にまで戻りつつあります。

JR6社は、先月28日からきのうまでのゴールデンウィーク期間の新幹線と在来線特急の利用者数を発表。6社の合計でおよそ1100万人となり、新型コロナ感染症が流行する前の2018年のゴールデンウィークと比べ、94%となったことがわかりました。

ゴールデンウィーク期間中の1日あたりの利用者数の平均は、統計を取り始めた1990年以降で7番目に多くなったということです。

なかでも、東海道新幹線の利用者数は2018年の101%となり、コロナ前を上回りました。また、山陽新幹線も96%と高い水準です。

東北新幹線は2018年の9割近くまで回復していて、JR東日本では「新型コロナや移動に対する懸念が減り、旅行や帰省などで多くのご利用をいただいた。今後はアフターコロナを見据えて、インバウンド需要も取り込んでいきたい」としています。