利用が急速に広がる対話型AI「チャットGPT」について、宮城県の村井嘉浩知事は自らの名前を問いかけてみたところ「医師」という誤った文章が作成されたと話し、「チャットGPTだけを信じて仕事をしてはいけない」と冗談交じりに語りました。
村井知事:
「興味本位でやってみました。村井知事ってどういう人と入れてみたら『東北大学医学部を優秀な成績で卒業して、全国医師会の会長を務め、宮城県の知事をやっている』とそんなことが出てきましたから、ちょっと間違えている。だいぶ間違えているということなので、チャットGPTだけを信じて仕事をしてはいけないなと思います」※村井知事は防衛大学校卒
8日の定例記者会見でチャットGPTについての見解を問われた村井知事。自らも試しに利用してみたことを明かしたうえで、今後、県職員がどのように活用できるのか検討するよう指示したと述べました。
村井知事:
「挨拶文なんかは、チャットGPTで大きな枠組みをつくって手直ししてくということであれば、職員の負担が軽くなる。そういった職員の負担を軽くして大きな仕事に影響がないものであれば活用してもいいのではという思いはあるが、それにだけよって立ってしまうと、誤ってしまうこともあろうかと思うから、うまく活用する方法を検討する」

そして、チャットGPT自体については「良いとも言えないし悪いとも言えない」としたうえで、「時代の最先端であってこれを否定するのもいかがなものか」と、よりよい活用を模索することが大切との見解を示しました。
村井知事:
「人間の持った創造力を伸ばしていくことは非常に重要なことだが、同時に今ある技術だからうまく活用しながらより良いものをなるべく早い時間で作っていく。職員の数を減らすことになるし、少子化の中で仕事を有効に進めていく上では非常に良いツールになるのでは」














