集まればいつも大騒ぎ。平良家の6人きょうだい。母・早希さん、父・俊晴さんも含め家族には熱中するものがあります。

それは、水泳競技です-
長女・吏美華(中3)「オリンピックとか世界大会に出てみたいです」
Q県勢第一号に?
「はい、一発目に行ってみたいです」

長女の吏美華(りみか)は中学3年にして自由形の県記録保持者。3月のジュニアオリンピック(13~14歳区分)では50m自由形で準優勝、100mでも3位入賞を果たした沖縄水泳界、期待の星。
でもそんな姉を脅かす存在が…
次女・美愛梨(小2)「お姉ちゃんを超したいです」

小学2年にして自由形からバフライまで全ての泳法を泳ぎ切る次女の美愛梨(みあり)。
父・俊晴さん「小学1年の時の全国ランキングで50m平泳ぎが全国の1年生の中で2番だったかな。今のところ美愛梨だけが成長がちょっと早いかなって感じで」

5歳の三女・華莉咲(かりさ)も、クロールと背泳ぎで25mを泳ぎ切り。平泳ぎが得意な中1の長男・俊輔(しゅんすけ)とクロールが得意な小5の次男・琉晴(りゅうせい)は二刀流。
Qこれから何の練習をするか教えてください?
長男・俊輔(中1)「水球の練習です」
水球チーム・沖縄フリッパーズにも所属。俊輔はゴールキーパー、琉晴はフィールドプレイヤーとして九州・全国大会出場を目指しています。

次男・琉晴(小5)「チームで活躍して全国大会に行きたいです」
そんな水泳一色のきょうだいですが、陽気な三男・吏希斗りきと(2歳)は、水泳よりまだ乗り物に興味津々。
そんな吏希斗を見ながら、5人の水泳・水球教室の送迎をこなすのは母・早希さん。
父・俊晴さん「毎日戦いですね、夜はバタンキューで、眠ろうと思って眠っていないと思います、気づいたら寝ているって感じで」
早希さんの一日に密着しました!
まずは午後4時。末っ子・吏希斗を連れて、三女・華莉咲(5)を水泳教室からお迎え。

実はこの日、誕生日だった早希さん。ケーキを用意していた子どもたちですが、ろうそくを準備するのに悪戦苦闘。何とかお祝いはできましたが午後5時、兄2人の水球教室の時間、ケーキを食べる暇もありません。
三男・吏希斗(2歳)「ごはん。ごはん。」
送迎の合間に夕飯作りもこなします。
母・早希さん「水筒が大変です。学校と水泳教室用に1日10本洗わないといけないんですよ。パッキンも外さないといけないし、それがめんどくさい(笑)」
午後6時、次は2人の姉を水泳教室へ。
「いってらっしゃーい」

次の予定は午後7時に水球のお迎え。でもその前に、下の2人の夕飯を。そして午後7時過ぎ、兄2人をお迎えを済ませると兄たちの夕飯と、下の2人のお風呂を済ませ午後8時過ぎ、最後のお迎え。姉2人の水泳教室に到着し、分刻みのスケジュールが終了かと思いきや…
母・早希さん「この後は2人にご飯を食べさせて、寝かせて、パパが10時ぐらいに帰ってくるのでご飯を準備して片付けてって感じですかね」
そんな家族の支えを受け、水泳と水球に打ち込む子どもたち

長女・吏美華「子どもが多いのにいろいろやってくれて、り迎えもしてくれるのでありがたいです」
Qどんな家族ですか?
「うるさいんですけど、良い意味でにぎやかで、楽しいです、毎日」
水泳一家・平良家の奮闘は、これからも続きます。