岡山理科大学が研究している特殊な水、「好適環境水」で養殖されたウナギが、大手回転ずしチェーンでおととい(2日)から限定販売されています。「理大ウナギ」が外食チェーンで扱われるのは、初めてです。

おとといから全国のくら寿司で並ぶ「おかやま理大うなぎ」です。東京・浅草の店舗でも好評のようです。

(来店客)
「おいしいよこれ。旨味がこの一貫に凝縮されているというか。贅沢すぎんじゃない?」
(岡山理科大学 山本俊政 准教授)
「今回、ふっくらして皮が柔らかくて臭みはない、本当に環境に優しいウナギを作り上げた」

使用されているウナギは、山本准教授のチームが長年研究している、海水魚も淡水魚も育つ特殊な水「好適環境水」で養殖されたものです。通常の養殖よりも早く育ち、天然よりも脂が多く臭みも少ないといいます。

(岡山理科大学 山本俊政 准教授)
「昨日は広島からも午前中に売切れ、徳島からも売切れという、本当に申し訳ないけど『嬉しい悲鳴』ですよね。加工が上手です、うまいですね」
「どんなに地球環境に優しかろうが、おいしくなければ、皆さん買ってくれない。ここが一番、私たちの研究のゴールとしては厳しい所、本当に11年間ひたすら研究をやらしていただいてね。学生共々本当に嬉しいです」

「おかやま理大うなぎ」は、一貫500円。全国のくら寿司で1万2千食限定で販売されています。