現在の青森県十和田市発展の礎となる三本木原台地の開拓に江戸時代に着手したのが新渡戸傳(にとべ・つとう)です。その功績を称える行事、太素祭が3日から始まりました。
太素祭(たいそさい)は、新渡戸家の墓がある十和田市の新渡戸記念館で行われ、初日のきょうは行事のメインとなる太素行列が実施されました。
行列は1860年に新渡戸傳らの開拓の成果を南部藩の藩主が視察に訪れた様子を再現していて、きょうは、藩主が開拓で作った人口の河川を稲生川(いなおいがわ)と命名したことを伝える劇も演じられました。
※新渡戸記念館 新渡戸常憲 館長「子どもたちが十和田の歴史をまたさらに、子どもの子ども、末代までずっと歴史を伝えていく使命を持っていると思います」
太素祭は5日まで行われ、4日は開拓に携わった新渡戸家親子三代の功績を称える記念式典が行なわれます。