里山登山で人気がある長野市中条(なかじょう)地区の虫倉山(むしくらやま)で3日、開山祭が行われ、あわせて警察が遭難への注意を呼びかけました。

信州百名山のひとつ、長野市中条地区の虫倉山。

開山祭には荻原長野市長や地元の山岳会などのおよそ10人が出席し、一般の登山客も見守る中、春山シーズンの安全を祈願しました。
式が終わると、登山客はさっそく山の中へ。


地元の関係者によりますと、この日は去年の開山の日の2倍にあたるおよそ200人が訪れたということです。



■登山者 「山頂からが絶景で、多分この辺の山では一番じゃないですかね」 「初めてです 駐車場に来るまでに北アルプスがすごくきれいに見えたので、山頂からの景色が楽しみです」
虫倉山の山頂は標高およそ1300メートル。
手軽に登山を楽しむことができるため、初心者にも人気ですが、2022年の11月には男性が滑落して死亡していて、警察がプラカードを掲げるなどして、注意を呼びかけていました。

■長野中央警察署地域第二課 八町将功(はっちょう・まさのり)係長
「特に里山だということで油断して入山してしまう方がいるんですが、登山計画書の提出、パーティとはぐれない、体調管理、そういったところを確実にして、安全安心な登山をお願いしています」
長野県警では、今年の登山者の数は、コロナ前の水準に戻るとみています。
春山の時期は、雪解けなどにより、雪崩や滑落の危険性が高まるとされていて、警察は、天候や登山道の状況を調べて入山するよう呼びかけています。














