ロシアの報道官は2日、ロシア側の死者が去年12月以降だけで2万人以上にのぼるとするアメリカの推計について、「でたらめだ」と否定しました。

ロシアのペスコフ大統領報道官は2日、ロシア側の死傷者が去年12月以降だけで10万人を超え、そのうち死者は2万人以上にのぼるとするアメリカの推計について、「でたらめだ」と否定しました。

ペスコフ氏は「国防省がタイムリーに発表している数字を信頼すべきだ」としていますが、ロシアは去年9月に軍の死者数を5937人と発表して以降、更新していません。

こうした中、ショイグ国防相は軍幹部らとの会議でミサイルなどの生産を速やかに倍増させるよう指示しました。同時に、ロシア軍は十分な弾薬を得ているとも主張。民間軍事会社ワグネルのプリゴジン氏が、軍から十分な弾薬供給がないと不満を示したことに対する火消しの意味もあるとみられます。