きょう(5月2日)は平日ですが、ゴールデンウイーク期間中の岡山県真庭市の蒜山高原には多くの観光客が訪れています。

蒜山ミュージアムには現在作品が展示されている2人の作家が来場し、公開制作を行いました。

美術館の窓に水性マーカーで作品を描くのは、岡山県出身の作家・文谷有佳里さんです。

色を使わず「黒い線のみ」で緻密な画面を構成します。

一方、松村かおりさんは線からイメージを膨らませ、カラフルで温かみのある作品を生み出します。

「線」という共通のテーマを持ちながら、異なる個性を持つ2人の公開制作です。どちらも自分の感性をたよりに即興的に描いたものだといいます。

(松村かおりさん)「これがいい、ここがいいというふうな直接意見や、感想がいただける機会があまりないのでとても嬉しい」

来場者の質問に答える場面もみられ、作家と来場者が一緒に公開制作を楽しみました。

(文谷有佳里さん)「ほどよく緊張感があるから、普段やらないようなことも無意識にやったりとか、今まで出なかった線とか形が出たりするのがいい」

5月3日・4日は、文谷さんと松村さんが講師を務めるワークショップが行われることになっています。