あわや一大事となるところでした。

直線道路を走っている車の車載カメラの映像です。対向車が突然、ガクンと揺れます。そして横に飛び出した黒い物体は…タイヤです。

(車載カメラの映像を連続写真で掲載しています)

この映像はゴールデンウイーク中の5月2日午前6時頃に山形県上山市の国道13号で撮影されました。

車から飛び出したタイヤはポンポンと弾みながら道路脇を転がり、タイヤが外れた車は、前が沈んだ状態のまま走行していきます。

車の後部につけられたカメラの映像にも、弾むタイヤの様子が映っていました。

この動画を撮影した女性は、「あれはなんだ、と目を凝らしたらタイヤだった。当時は怖さは感じなかったが、反対側のタイヤだったらと思うと、ぞっとする」と話しています。

JAF山形支部によりますと、一般的にタイヤ交換の時期は、タイヤの脱落が多くなる傾向があるということです。

最も多い理由は、ホイールを止めるナットの締め忘れで、ナットの向きを間違えたためにしっかりと締まっていないケースもあるということです。

JAFでは締める際の力を確認できるトルクレンチを使うほか、タイヤ交換後に少し走った後で増し締めをすることなどを呼び掛けています。

今年は久しぶりの行動制限のないゴールデンウイークとなり、普段よりも車を使う機会が増える人も多いとみられることから、今一度点検を行うことが大切だということです。