インターネットが突然…「海底ケーブル」が断線
インターネットが突然使えなくなったら…
20代
「困っちゃう。(何日間ネット無しで耐えられる?)3日」
10代
「ネットの買い物とかもできないと、生活も成り立たない」
台湾では、実際にインターネットが使えなくなる事態が起きました。
馬祖島(東引)に住む 蔡欣如さん
「ラインやフェイスブック、インスタグラムなどが全て動かなくなりました」

問題が起きたのは台湾の馬祖島。中国からわずか10キロの距離にある離島です。
2023年2月、突然ネットが使えなくなったといいます。

馬祖島(東引)に住む 蔡欣如さん
「コンビニで会計する際に電子決済が使えず、クレジットカードも使えませんでした」
なぜ、こうした事態が起こったのでしょうか?
地元政府幹部
「馬祖島の全ての海底ケーブルが切断され、外部との通信は途絶えてしまった」
海底ケーブルは大容量の情報を高速でやり取りすることが可能で、世界全体で延べ120万キロ、約地球30周分が張り巡らされています。

今回、台湾本島と馬祖島を結ぶ2本のケーブルが相次いで断線。ケーブルを管理する台湾の通信大手は“中国の漁船や貨物船によって切られた可能性がある”と主張しています。
中国側は…
中国外務省報道官
「(海底ケーブル切断について) 関連情報を持ち合わせていないが、言えることとしては、台湾の民進党政府は政治的な私利を満たすために“反中勢力”の手先となっているということだ」
台湾と同様、周りを海に囲まれた日本にとっても“対岸の火事”ではありません。