ゴールデンウィーク、宮崎県内には多くの観光客が訪れ、各地でにぎわいを見せています。
新型コロナの水際対策が緩和される中、インバウンド需要の回復にも期待が高まっています。
最大9連休のゴールデンウィーク。
宮崎市青島には、1日、朝から多くの観光客が訪れました。
(仙台からの観光客)
「東北の仙台からです。東北はまだちょっと肌寒いので、暖かくて最高に気持ちいい」「休みの感じが戻ってきて、すごくいいなって思う」
(鹿児島からの観光客)
「鹿児島から来ました。解放感があって素晴らしい」
また、今年のゴールデンウィークで特に期待されるのがインバウンドの回復です。
青島にも海外からの観光客の姿が。
(記者)「どちらから?」
(海外客)「カナダ」
(記者)「カナダ!」
(海外客)「素晴らしいわ。宮崎はとてもきれいだから観光に来た」
(記者)「どちらから?」
(海外客)
「私たちはシンガポールから」
「海がとても青くてビーチがきれい」
「そうだね。(宮崎は)とてもきれいで海がきれいだよね」
こうした中、青島の土産店は・・・
(三浦功将記者)
「県外からの観光客から特に人気なのが県内のお酒だそうです。一番人気の商品に限っては、こんな風に売り場の隅っこにストックしておかないと対応が間に合わないんだそうです。ゴールデンウィーク期間が終わるころにはこれらもすべて売り切れてしまうと見込んでいるということです」
こちらの土産店は、3月ごろから県外からの観光客が増え始め、現在は利用客全体の7割から8割を占めるまでになりました。
新型コロナの感染拡大で一時は、例年の1割まで落ち込んだこともありましたが、今年はコロナ禍前の水準に戻ることを期待しています。
(青島屋 安部康平 副店長)
「前年(のゴールデンウィーク)からすると1.5倍の売り上げを見込んでいますし、コロナ前の2019年からすると同等の売り上げを見込んでいる。いい起爆剤としてゴールデンウィークを乗り越えたいと思う」
一方、こちらは、新緑が美しい高千穂峡。
訪れた観光客が真名井の滝をバックに記念写真を撮るなどして雄大な自然を楽しんでいました。
(東京からの観光客)
「仕事は9連休なんですけど最初にここに来ました。神様がいる感じ!」
(東京からの観光客)
「とても自然が美しいところだなと思いました」
また、人気の遊覧ボートは、ネット予約で完売しました。
(奈良県からの観光客)
「上から見るより、下からは迫力があって圧倒されました」
(東京からの観光客)
「いろいろキレイな景色を見たり、食べたり、楽しい時間を過ごしたいなと思っています」
高千穂峡にある土産店は・・・
(千穂の家 竹石雅己さん)
「インバウンドのお客様も増えておりますし、だんだんコロナ禍前に戻っているのかなと思います。団体ツアーで来られているお客様も、日にちが経つにつれてどんどん多くなっている印象です。私共も楽しみながら仕事を頑張っていきたいと思います」
伝統的な街並みを楽しめる日南市飫肥。
施設の入館券やお土産との引換券がついたマップが人気で、今年は、東九州自動車道の開通効果も。
(観光客)
「延岡からです。宮崎の高速使って来ました。延岡にいると飫肥とか来るのほとんど無いからですね」
「この着物レンタルで借りました。今まで感じたことないタイムスリップしたみたいな感じでしたね皆さん優しくて楽しかったです」
さらに、日南市南郷町の道の駅「なんごう」では、宮崎が物語の舞台の一つになっている映画「すずめの戸締まり」をイメージした扉が設置されていて観光客の人気を集めていました。
(観光客)
「すずめの戸締まりの映画でこのシーンが出てたので(写真)を撮りたくて来ました。景色がすごくきれいで、きょう来られてよかったなと思います」
「北九州から来ました。結構、再現度が高くて、すごいと思いました」
多くの観光客でにぎわう県内。
以前の活気を取り戻しつつある中、今後は、アフターコロナを見据えた観光戦略も重要となってきそうです。
(スタジオ)
「すずめの戸締まり」の扉は、県建築士会日南支部と日南高校美術部が共同で制作したものだそうです。