メジャーリーグ・エンゼルスでホームランを放ったバッターを称える「兜パフォーマンス」。岩手が生んだ大谷翔平選手の気分を疑似体験してもらおうと、一関市の菓子店が、ユニーク取り組みを始めました。
一関市藤沢町の老舗菓子店・青葉屋の店内には、4月29日から手作りの「兜」が飾られています。
製作したのは青葉屋の管家佳子さんです。
(青葉屋 管家佳子さん)
「大谷翔平選手のあの兜を見て、孫にかぶれる兜を作ってあげようと思って。普段フェルトで色んな小物を作っていますので、フェルトで作れるんじゃないかと思って作りました」
元々は東京に住む孫のために手作りした兜。初めての体験は手芸好きな管家さんの心に火をつけました。
(管家さん)
「1個作ってみて色々と改良点があったのでもっと作ってみようと思って作りましたので、せっかくなのでお店に置いて、いらしたお子さんにかぶって写真撮っていただこうかなと思いまして」
店内に飾られているのは自身にとって2作目となる兜です。全体はフェルト製で兜の前方に付ける装飾・「前立て」は鍬形。吹返(ふきかえし)と目庇(まびさし)には西陣織の金襴生地をあしらっています。製作費4000円あまりで4日間かかりました。
子どもの日を前に健やかな成長を願って。子どもはもちろん希望があれば大谷気分を味わいたい大人も兜パフォーマンスを体験することができます。