春の叙勲の受章者が発表され県内では78人が受章します。

内訳は顕著な功績を挙げた人に贈られる旭日章が28人、公共的な仕事で功労があった人に贈られる瑞宝章が50人です。

JA長野中央会の元会長で全国厚生連経営管理委員会会長を務めた富士見町の雨宮勇(あめみや・いさむ)さん・75歳は、農業振興功労で旭日中綬章を受けます。

(雨宮勇さん)「いかにその地域の農業を振興し、農家が継続的に、営農を継続できるかということに注力をしてきた。」

任期中、TPP=環太平洋連携協定への対応や台風19号災害で被災した農家の支援などに力を尽くしました。

(雨宮さん)「日本の食料は日本で守る。食料安全保障という問題も当然あるわけですけれども、やっぱりそういうことを国民も思っていただけるような取り組みを、JAグループがすることが私の願い」

一方、長野市のミールケア社長の関幸博(せきゆきひろ)さん71歳は、旭日単光章を受けます。

(関幸博さん)「郊外の方に、畑とか田んぼとか農作物を耕す会社としての食育の場がほしかった。食育をどう世の中に取り入れて、食育が社会からどう評価されて、対価として認められるかが私たちの仕事だと思っています」

関さんは1990年の設立から社長を務め、レストラン事業や給食サービスの提供、食育活動にも力を注ぎました。