市民や企業と連携し、持続可能な循環型の街作りを目指す長野市で、ある実証実験がスタートしました。
その第一歩は「ペンケース」です。

それがこちら。


信州産の杉の間伐材の粉と、廃棄された食用油由来の樹脂を合わせた素材でできています。

特徴は、使用後に溶かして、別の製品の素材として再利用できることです。


開発したのは、素材開発などに取り組む企業「ヒデ・カスガ1896」で、28日、長野市の東部中学校の2年生200人に配られました。

(生徒は…)
「思ったより軽い感じです」
「思っていた以上に『木』で、びっくりしています」

実証実験では、生徒が使用したペンケースを1年後に回収し、溶かしたあとベンチの素材として再利用する計画で、関係者は長野市のにぎわい創出にも生かしたいしています。