古民家木材“輸出”で二酸化炭素削減

植野天斗記者「数日前に完成したこちらの建物。上を見ると、古民家で使われた木材が再利用されています」

会津若松市にオープンしたこの施設。古民家を海外へ輸出するための拠点です。

福島市に本社を置く亀岡工務店は、去年古民家で使われた木材を海外に輸出し、再利用する取り組みに乗り出しました。現在、県内にある古民家は7500軒ほどが空き家になっていて、このまま解体や焼却処分されれば、多くの二酸化炭素が排出されます。

そこで、日本の古民家の需要が高まっている海外に輸出することで、排出量が抑えられることに着目しました。

亀岡工務店・亀岡政雄社長「買い替えると焼却処分などでCO2が発生してしまう。そういった問題を解決するのにも古民家の海外の移築は非常に良い」

この会社では、数年以内の輸出開始を見据え、この施設から古民家の魅力を発信していくとしています。