2か月で水はどこまでキレイになったのか?
現状を見に行くと…。
(大石アンカーマン)
「お堀なんですが、2か月前と比べて、劇的にキレイになったかというと、そこまで正直分かりませんが、ただお堀の底は見えるところもありますね」

名古屋市が石垣の調査で堀の水量を減らしたため、2か月前と同じ状態ではありませんが、場所によっては水底が見えています。水中映像、過去とおとといで見比べてみると…濁りが薄まり、少し透明度が高まったようにも見えます。

(水質浄化剤を開発 江崎竜一社長)
「実際に透明度は上がってきている感じはする。これから気温がどんどん上がっていくと、普通は汚濁の方向に行っちゃいますので、(浄化剤の効果で)水温が下がったところで、落ちついてくるんじゃないかと思う」
浄化剤は、少しずつ汚れを吸着・分解するため、秋頃には更に透明度が高くなっているのではと話します。
(大石アンカーマン)
「データがどうなっているのか、秋口に見た目がどうなっているのか期待ですね」

(タケウチテクノ 竹内英二社長)
「データも重要ですが、我々も、名古屋市民の皆さまも、見た目が重要だと思いますので、見た目でパッとわかる…そのようになればと期待しています。いま、(変化の)途中ですので、途中を見てもらうのもいいと思う」
ゴールデンウィーク。名古屋城を訪れた際は、浄化が進むお堀の水にも注目してみてはいかがでしょうか。
水質調査は3か月に1回
(大石アンカーマン)
「名古屋市は、実は3か月に1回水質調査を行っていて、どんな調査しているのかというと、透明度だったりとか、水の中に酸素や燐窒素などが入っていくのかどうか、あわせて15項目ぐらいをチェックしているんですよね。

これ、いつから始めたかというと、1994年頃に『あまりにも堀の水が汚いんじゃないか』ということで、1996年度あたりから水質調査を始めました。
今、どういう状況かというと、コイやフナが生育できるような水質ですが、決して良いとはいえないということなんですね。これが20年から30年ずっと続いてるってことなんですね。
名古屋城のお堀というのは、歴史上掃除をしたことがないので、誰も底を見たことがない、河村市長は、『もしかしたら徳川の埋蔵金が眠ってるんではないか』と、市長は言ってました。

お堀がきれいになれば、名古屋のシンボルの名古屋城が、“映えて”見えることになります。今後、一体どうなっていくのか、まだ早いと言われましたので、もうちょっと先、追跡調査していきます」。














