5回の行方不明、施設の安全管理は…

片口さんの次女:「施設から出るのは5回目なんです。4回目は2月の非常に寒い、氷点下2℃とか3℃になる朝ですね。本人の中で何か思ったんたんでしょう。家に行かんなんと。薄着のまま部屋着で寒さで意識ももうろうとする。でその時は低体温症の状況で病院に救急搬送された状況。見つけてもらえなければそこで亡くなっていた可能性が高い」

4回目は2月の凍えるようなときに薄着のまま行方不明に…低体温症で危ない状況だったといいます。そして5回目の行方不明は、命を落とすこととなってしまいました。

片口さんの次女:「本当に家に帰りたかった。家にいたかった。状況的に難しかったと分かっていたんですけど。本当に申し訳ない気持ちしかないですね。ごめんねしか言えなくて」

なぜ悲劇を防ぐことができなかったのでしょうか?

片口さんが入居していた施設に取材を申し込みましたが、「取材を受けることはできない」との回答でした。

片口さんの次女:「(施設は)できることはしてくださった。ただでももうちょっとすべての所に鍵をつけるなりそういう対策はしてほしかったなとは思う」

一方、富山市に、行方不明を防ぐ特別な取り組みをしている施設があります。