北アルプスの玄関口・松本市の上高地で、山岳観光シーズンの幕開けを告げる「開山祭」が行われました。


上高地で行われた、恒例の「開山祭」。


観光や行政の関係者などおよそ100人が参列し、今シーズンの登山の安全を祈願しました。


去年までの3年間は、新型コロナや土砂災害の影響で中止や規模の縮小を余儀なくされていて、大勢の観光客が見守る中での開催は、4年ぶりです。

■上高地観光旅館組合 青栁浩一郎組合長「このように盛大に開山祭を迎えることができて、関係者としてほっとしています。十分に歩いていただいて、この自然を満喫してほしい」


■森記者「時折吹く風はまだ少し冷たいですが、やわらかな日差しと、そして何よりこの絶景が、シーズンの幕開けを感じさせます」


人々を迎えるのは、青空のもとで輝く、残雪の穂高連峰。


梓川の澄んだ流れも、春の日差しにきらめきます。


晴天に恵まれ、訪れた人たちは景色を眺めながら散策したり写真を撮ったりして、山の空気を満喫していました。


■茨城から「毎年きています、ここ何年かは。北アルプスが好きだからね」

■愛知から「すごく気持ちいいですね。木々も緑になってきてお花も見つけられた らいいなと」

■ロンドンから「とても美しい。今まで見たことがないくらいきれいな景色だよ!」


去年(2022年)上高地を訪れた人はのべ87万人余りで、今年はさらなる入り込みが期待されます。


周辺の施設や山小屋なども27日から営業を開始し、11月15日までのシーズン中、多くの人を迎えます。