利用者の減少やドライバー不足などの課題を抱える公共交通について持続可能なあり方を検討する会が高知市で開かれました。

この検討会は、持続可能な公共交通を目指そうと去年から開かれていて、大学教授や商店街の組合員が委員となっています。高知市には路面電車やバス、乗り合いタクシーなどの公共交通がありますが、人口減少やコロナ禍により利用者が減少しているほかドライバー不足など多くの課題を抱えています。27日に開かれた3回目の検討会では市が昨年度実施した期間限定のワンコインキャンペーンの結果が報告されたほか、路面電車とバスが並走している区間の運行などについて、意見が交わされました。

委員からは利用促進の取り組みを進めるにあたって「お金・やること・効果を論理的に整備する必要がある」「並走する区間は便の本数などを検討する必要がある」といった意見が出ました。

次回の検討会は6月末の開催予定で、委員の意見を踏まえた案が提出されるということです。