豊田自動織機は4月27日の決算発表会見で、経営役員の伊藤浩一氏(59)が社長に就く人事を発表しました。6月9日に開催予定の定時株主総会を経て正式決定するということです。

伊藤浩一氏は、1963年生まれの59歳で1998年入社。2012年に執行役員、2019年から経営役員に就任していました。

〔伊藤浩一氏略歴〕
出身地 岐阜県
1986年3月 早稲田大学政治経済学部経済学科卒業
1998年6月 株式会社豊田自動織機製作所入社
2001年8月 株式会社豊田自動織機に社名変更
2010年6月 同社 繊維機械事業部営業部長
2012年6月 同社 執行役員
2016年6月 同社 常務役員
2019年6月 同社 経営役員就任

大西朗社長は代表権のある副会長になるということです。

豊田自動織機は社長交代の理由について、経営環境の変化に迅速に対応するためとしていて、3月に公表したフォークリフト用エンジンの劣化耐久試験での不正との関連を否定しています。