「ものすごく危険感じる」歩行者も

福島市内に住む人「(孫が)近くの学習塾に通っていて横断しなくてはならないのに、いくら手を挙げて待っていても車が止まらない。ものすごく危険を感じます」

高校生「(通学路に)結構あります。(交通量が)多いとあまり止まってくれない」

今回、TUFでは県内の3か所で、およそ1時間、信号機のない横断歩道を取材しました。それぞれ、天候や道路条件が異なるため、単純に比較はできませんが、
①福島市太平寺では、4人が横断し、いずれも車が一時停止するか、車がいない間に渡ることができました。
②郡山市西ノ内では、近くに病院があり、40人が横断しました。ここでは約9割の車が一時停止をしました。
③いわき市平では、3人が横断し、2台が止まりましたが、止まらない車も1台ありました。ここは、一時停止の標識もある場所でした。

4月26日 県内3か所で調査

全国的にみると、一時停止率の1位は長野県で、8割を超える車が停止するということです。

県内では去年、横断歩道上の事故が、150件起きていて、7人が亡くなりました。警察では、車が歩行者に気づいていなかったケースが多いと指摘しています。車が一時停止をすることはもちろんですが、歩行者の立場では、反射材を付けるなど、存在をわかりやすくすることが、事故防止につながると言います。

重大な事態を招きかねない歩行者と車の事故。「横断歩道の歩行者優先は、マナーではなくルール」ということを改めて心に止めましょう。