4月29日に迫った県市町村対抗駅伝の注目チームの紹介、2回目は去年惜しくも連覇を逃した駒ヶ根市です。
今年は3人の社会人ランナーを中心に、王座奪還に挑みます。
おととし(2021年)、22大会ぶり3回目の優勝を果たした駒ヶ根市。連覇を目指した去年は…。

トップを走っていた最終9区、長野市に最後の最後で58秒差をひっくり返され、2位に終わりました。
■小原康雄(こはら・やすお)監督「駅伝の難しさというのを思い知る年だった。今年は失敗しないように本気で勝ちにいきます」

王座奪還を狙う今年。

就任2年目の小原康雄監督がキーマンに挙げるのが、3人の社会人ランナーです。
1人目は去年4区を走った、宮下晴貴(みやした・はるき)選手。

2年連続区間賞の実績をひっさげ、今年は8区を走ります。
2人目は、去年8区で区間賞を奪った高梨良介(たかなし・りょうすけ)選手。

去年は、大会1週間前に長野マラソンに出場し、疲労が残っていたといいますが、今年はこの大会に専念。
万全な状態で、4区を走ります。
■高梨良介選手「去年の悔しさというのがあって今年こそ優勝したいという気持ちが全員あると思うので、全力で(優勝を)狙いにいきたい」

そして、今年もう1人、強力な選手が帰ってきました。
白川大地(しらかわ・だいち)選手。


高校卒業後、桜美林大学に進み、4年のときには駅伝チームのキャプテンに。
この春卒業し、就職のため地元に戻ってきました。
■白川大地選手「大学で箱根駅伝で走れず、頑張っている姿を見せられなかったので 今回の大会で県内でお世話になった方々へ頑張っている姿を見せたい」


大会に出場するのは区間賞を獲得した中学3年のとき以来、実に8年ぶり。

去年、チームが逆転を許したアンカーの大役を任されました。
■白川大地選手「どんな順位で渡されても1位で帰って来られるような走りをしたい」

社会人ランナー3人の5000メートルの自己ベストは、いずれも14分台とハイレベル。

「過去最高の布陣」との呼び声も高く、小原監督も大きな期待を寄せます。
■小原監督「(全体が)かなりレベルアップしているので不安とかは全くなく、いい状態でいけると思う。今年はもう1つしかない(優勝)旗を返してもらう」

これまで、宮下選手と高梨選手に次ぐ存在の台頭が課題だった駒ヶ根市。ようやくそろった3人目のエースとともに、狙うは王座、ただ一つです。
県市町村対抗駅伝は、29日に行われ、SBCテレビで生中継します。














