「不安はないです、まったく」パリ五輪への道開く

今年3月、彼女の姿はオランダにありました。ようやく可能となった国際大会への出場。世界ランク3位の強豪を相手にひるまず、前へ。結果は堂々の銅メダル、再びパリオリンピックへの道が開きました。

岡崎陽向さん:
「試合に行けることが当り前じゃないので、試合に行けることの意味を噛みしめながら一試合一試合を大事にしていきたいです」

地元宮城の大学でオリンピックを目指す決断をした陽向さん。授業と海外遠征の両立、多忙な日々が始まっています。

4月4日、大学の入学式です。

陽向さんが新入生代表として挨拶:
「昨今は新型コロナウイルスの考え方も変わりつつあり、マスク着用が個人の判断に委ねられるようになりました。これは私たち一人一人が自らの考えでその場の状況を判断、理解し主体性を持って適切に行動する責任を持たなければいけないと感じています」

青春時代を翻弄されたいわゆる「コロナ世代」。思わぬ試練はこの世代により強い意志を生み出したのかもしれません。4月、久しぶりの長期遠征が決まった陽向さん。来年に迫るパリオリンピックへ単身一か月間、タイで武者修行です!

岡崎陽向さん:
「不安はないです、まったく。もう前向きな気持ちで自分の出せるものを全部出しきって。全部吸収して日本に持って帰って来たいなと」

我慢の日々が実となり花開く時を信じて…。