コロナが憎い?いや、自分に向き合おうと思えたきっかけ
岡崎陽向さん:
「自分の中でもいい感じに波に乗れていた時期に、ちょうどコロナがはやり出した。タイミングが高校入学と被ってしまったので、入学式もまともにできず、なんでここで、とはすごい思いました」

オリンピック出場のためには国際大会で実績を重ねることが不可欠。しかし、新型コロナにより大会は次々と中止に。二度と戻らぬ高校時代、その3年間は感染予防とともに瞬く間に過ぎ去りました。

岡崎陽向さん:
「大変だったし折れかけていた部分もあったんですけど、なかなか自分との戦いを乗り越えられなかった部分が多い年ではあったのかな」
陽向さんを指導する相原儀雅コーチです。
相原儀雅コーチ:
「色んなことが積み重なってしまったなというところはあるんですけれども、言っても仕方ないのでね。テコンドーのことに限らず、普段の私生活を含めて少し自主性をというか、本人が思ったり感じたり考えたりするように仕向けるまでが、私の役割かなと思っていまして」

岡崎陽向さん:
「(Qコロナが憎い?)逆に自分に向き合おうと思えたきっかけでもあるので、先生だったり色々な方と向き合ってお話しをして乗り越えられたのかなと思います」

試合がなく目標もないコロナ禍に自分を置き、その未来について自問自答した陽向さん。コロナのせい、その思いを捨て去ることから彼女の再起は始まりました。

競技を続けることを決めたのは、自分です。














