平時はキャンプ場やスポーツパークとして使い、災害時には防災拠点としての活用を目指す「MIZBEス(みずべ)テーション」が、高森町と飯山市に整備されることになりました。
登録は全国で初めてです。


高森町役場では天竜川上流河川事務所の吉田桂治(よしだ・けいじ)所長と壬生照玄(みぶ・しょうげん)町長が確認書に調印しました。

国土交通省が登録を進める「MIZBE(みずべ)ステーション」。


これまで洪水時の復旧拠点だった「河川防災ステーション」の機能に加え、平時は地域活性化につながる設備を備えた新しい形の防災拠点です。


災害時には地域住民の避難場所としても活用が期待されています。

■中部地方整備局・船橋弥生(ふなはし・やよい)河川部長「河川の氾濫に備えるという機能と、日常からの利用ということで皆さんにしっかり使ってもらえるようないい施設にしたい」


高森町では山吹地区にレストランやキャンプ場のほか、カヌーやビーチバレーなどのスポーツ施設を整備する計画で、2028年の信州やまなみ国体の会場としても活用する予定です。

■高森町・壬生照玄町長「地域の核になるような楽しい場所にしていく」


「MIZBE(みずべ)ステーション」は今回初めて、全国で11か所が選ばれ、新たに整備されるのは、高森町と飯山市の2か所のみです。