富山県高岡市の「オーパスフィットネスクラブ高岡」のプールで今月22日、水泳教室に参加していた保育園児の笠谷拓杜ちゃん(5歳)が溺れて亡くなった事故をめぐり、このフィットネスクラブが加盟していた日本スイミングクラブ協会北陸支部が、「二度と事故を起こさないために」として、加盟するクラブに対して監視や指導体制の注意喚起を行いました。

日本スイミングクラブ協会北陸支部は「指導中の事故発生について」と題して、加盟する北陸3県の54のクラブのうち、店舗が複数ある35の代表クラブに対し、24日にメールで送りました。

高岡市の事故について、男の子がプールサイドからフロア台が沈めてある地点へ飛び込んだ際にヘルパーが外れて溺れたのに、当時3人いたスタッフが気付かなかったことについて、「あってはならない事故」としたうえで、「今後二度とこのような事故を起こさないために」として注意喚起を行いました。

具体的には以下の5つの項目の徹底を呼びかけました。

■スタッフの安全について意識の徹底
■監視体制
■指導体制(持ち人数、指導中の安全対策、危険行為などの事前抑制など)
■(ヘルパーを含めた)備品等の安全確認
■救護体制

また上位団体の「一般般社団法人 日本スイミングクラブ協会」も今週末に全国1043の加盟クラブに対して、監視や指導方法について注意喚起の文章を発送する方針です。

高岡市の死亡事故が、男の子が飛び込んだ際に、浮き具のひもがはずれたことが事故につながったことから、結び目一つではずれなかったかもしれないとして、事件事故を起こさないため、細かいことも含めた全ての確認や事故の要因がないか点検するよう注意喚起をするということです。