郷土の誇りをかけてタスキをつなぐ長野県市町村対抗駅伝が、29日の土曜日に開かれます。
注目のチームをシリーズで紹介します。
1回目は、大会2連覇を目指す長野市です。

去年(2022年)、4大会ぶり21回目の優勝を果たした長野市。
2連覇へのカギが、2022年の優勝を知るメンバーと新戦力の融合です。

前回は9区=アンカーを任された小森勇志(こもり・ゆうし)選手。

前回の大会で、タスキを受けたときには2位、トップとの差は58秒。
ここから一気に追い上げると…
(2022年の大会実況)「長野がさらにギアを一段上げた!長野の小森!駒ヶ根を抜き去りました!」


競技場に入ったところで逆転、優勝のゴールテープを切りました。
今大会も主力としての活躍が期待されていましたが、練習中にアクシデントに見舞われます。


■小森勇志選手「去年(2022年)の7月から左足の足底筋膜炎という怪我をして、4カ月くらい走ることができなくて。とにかく悔しかったという思いしかなかったですね」
当初は歩くこともままなりませんでしたが、去年12月から練習を再開すると、徐々に復調。
本番では4区と並ぶ最長区間で、アンカーにつなぐ8区を走ります。


■小森選手「自信を持った練習ができていて、個人的にもいい状態で臨めると思いますので、昨年以上の走りをしたいと思っています」
そして、チームで注目の新戦力が、裾花中学校1年の佐藤新太(さとう・あらた)選手。

去年(2022年)、小学5~6年生の男子1000メートルの長野県大会で優勝するなど世代トップクラスの実力を持ち、今回、1年生ながら中学生区間の2区を任されました。

■佐藤新太選手「自分の走りの強みは、相手がどんなに強くてもくらいついていけるメンタル面。少しでも順位をあげてチームに貢献する走りがしたいなと思っています」


12歳から36歳までがエントリーしている長野市。

世代を超えたチームワークも長野市の持ち味です。
■長野市・村澤智啓(むらさわ・ちひろ)主将「すごくいい雰囲気でここまで来られていると思います。大差をつけて優勝したいと思います」


王座を確かなものとするため、2連覇を狙う長野市。
大会は29日に行われ、SBCテレビで生中継します。















