そもそもキャビアとはチョウザメの卵を塩漬けにしたものなのですが、そのチョウザメについて、去年7月IUCN=国際自然保護連合は「レッドリスト」を更新しました。
27種のチョウザメ類・ヘラチョウザメ類の2/3は“深刻な絶滅の危機”に瀕していると明らかにしました。

といいますのも、元々キャビアは高価で取引されていまして、100年以上前から乱獲されていました。そこで各国が漁獲を禁止するなどしましたけれども、密漁が横行して圧倒的に個体数が減少してしまいました。
(WWFジャパンHPより)

ですが、淡水魚で100年を超えて生きることもあるため、実は日本国内でも養殖することが可能ということです。
実際に香川県では廃校の体育館を活用して養殖を行っているということです。

しかし、課題もあります。

▼課題1
稚魚から育てて卵を持つまでは約7年かかる
▼課題2
産卵は卵巣ごととるので一生に1回

ですので、やはり価格があがってしまう。「代替キャビア」が課題を克服する一手になるかどうか、注目されます。