中国政府は武力衝突が起きているスーダンから「大多数の中国人を退避させた」と明らかにしました。

中国外務省は24日、スーダンにいる1500人あまりの中国人の一部を国外に退避させたことを発表。翌25日の記者会見では、ほとんどの中国人を国境近くの港や近隣諸国に退避させたと明らかにしました。

中国外務省 毛寧 報道官
「スーダンにいた大多数の中国国民は、無事にスーダン国境周辺や近隣の国に退避した」

これまで中国人に死傷者は出ていないということで、一部残留している中国人についても希望に応じ退避させるとしています。

中国政府としては、今後もスーダン情勢を注視、大使館を通じて自国民の安全確保を引き続き図る方針です。