島根県の丸山達也知事は25日の定例記者会見で、県庁での職員のマスク着用について、感染対策の有効な手段として、コロナが5類へ切り替わった後も継続する考えを示しました。

丸山知事は25日の記者会見で、ゴールデンウィーク前に新型コロナの感染者数が低いレベルで推移していることについて、次のように述べました。

島根県 丸山達也 知事
「ゴールデンウィークの迎え方としては、これまでにない低水準という状況だというのが、これまでの3年間の中のゴールデンウィークとの比較じゃないかと思います。なので大きな警戒をしなきゃいけないという感じではとりあえずないのではないか」

その一方、5類への切り替え時期としては平穏に迎えられそうだが、今後の第9波を、この体制で乗り切れるかどうかだと懸念を示しました。

島根県 丸山達也 知事
「切り替えのタイミング5月8日は今の感染状況で言えば感染の水準が高いとか感染急拡大というタイミングではない、比較的平穏な形で迎えられる可能性が高いだろうという風に思っております。
ただ5類化が感染を抑える、法律上の扱いが感染を抑えるという力はありませんので、次なる第9波がいずれやって来る、来た時に今回の5類化での様々な態勢で乗り切れるかどうかというのは、次の感染拡大の時に真価が試されるということだと思っております」

「2類の下である程度、規制という制度があり、そして医療機関や保健所、その他の様々な財政的な支援措置が手厚い中で対応できていた7波、8波とはまた違った、全く違う難しさがあるわけです」