任期満了に伴い6月に行われる青森県知事選挙に25日、宮城県仙台市の男性が立候補する意向を示しました。ほかに候補者の擁立を模索する動きもあり、知事選の構図はいまだ流動的です。

※知事選に立候補する意向を表明した元会社員 楠田謙信氏(66)
「青森県民のみなさまが、より良い生活ができるように、どういう政策を立てるかと考えて、これなら行けるだろうということで立候補の決意はしています」

青森県知事選挙に立候補する意向を表明したのは宮城県仙台市の楠田謙信(くすだ・けんしん)さん66歳で、25日午後、青森市で開かれた県知事選挙の立候補者説明会に出席し、届出の手続きを確認しました。
元保険会社社員の楠田さんは今回が選挙初挑戦で、親戚がいる青森市浪岡を拠点に政党の支援を受けず、無所属で活動する予定です。
公約には、第一次産業の振興などを掲げるとしています。

※楠田謙信氏(66)「青森県は一次産業を発展させなければいけない。そうなると二次産業も三次産業も、おのずと資金が回ってくれば豊かになる。そのために今までも知事と違って一次産業をどうやって発展させるかを考えてました」

また、立候補者説明会には市民連合あおもりの関係者も出席し、共産党や社民党と連携して候補者の擁立を目指していることを明らかにしています。
青森県知事選挙にはこれまでに、前のむつ市長の宮下宗一郎さんと青森市長の小野寺晃彦さんが出馬を表明しています。20年ぶりに県政の新たなリーダーを選ぶ県知事選挙の告示まで約3週間となる中、構図はいまだ流動的です。