沿道の声援も4年ぶりに戻ってきました。
長野オリンピックの開催を記念した長野マラソンが23日に行われ、およそ8800人のランナーが新緑の長野市を駆け抜けました。

レースは午前8時20分に長野運動公園をスタートし、トップ選手から市民ランナーまでおよそ8800人が、長野オリンピックスタジアムのゴールを目指しました。
新型コロナの影響で、大会は2021年まで2年続けて中止に。

「がんばれ~!」
今年は声を出しての応援が解禁され、4年ぶりにコロナ前の沿道の様子が戻ってきました。
(沿道で応援した母親)
「子どもたちも喜んで応援しているのでよかったなと思います」

(地元・長野東高校の生徒による応援演奏も)

快晴に恵まれ、ランナーは残雪の北アルプスを望みながら、新緑の信濃路を満喫していました。
(参加した市民ランナーは)
「出ている人全員の応援で」
「気持ちいいですよ、日頃のストレス発散!」

2024年のパリオリンピックの代表選考会=MGCへの出場がかかる男子のレースは、実業団のトップ選手がけん引。
大阪ガスの西研人(にしけんと)選手が2時間10分1秒の日本人大会新記録で制し、MGCへの出場を決めたほか、女子はPTCの高野温菜(たかのはるな)選手が、2時間42分44秒で優勝しました。
一般の参加者も、信州の景色を楽しんだり、自己ベストに挑んだりと、それぞれレースを満喫していました。

(参加した市民ランナー)
「長野の大会いいってみんなから聞いていたんで初めてだったけど参加してみました」
「自己ベスト更新でいい大会になりました」
「山がきれいで、景色がよくて応援がすごく絶え間ないのですごく頑張れました」「去年より今年の方がいいタイムなのでよかったです。第1回から出てるので25回か」
「30キロ過ぎはとにかく応援の人たちの支えで、やっとゴールできたって感じですね」
「去年はバスに乗ってしまったので初めて。今年は息子との約束を果たそうと思って。ゴールまで走ってって約束した」
「とても素敵なコースでした。よかったです。また戻ってきたいです」
フィニッシュエリアでは、こんなサービスも。

(高校生の呼びかけ)
「マッサージいかがですか?無料です」
走り終わったランナーに、無料でマッサージを施しているのは、長野日大高校の生徒たち。

授業でスポーツマッサージや解剖学を学んでいて、今回初めて長野マラソンでマッサージに挑戦しました。
(マッサージを受けたランナー)
「うまかったですね、これでまた明日から頑張れます」
(高校生は)
「うれしいよとか、気持ちいいとか言ってくれて、自分もすごくいい気持になって、とてもいい経験です」
25回という節目を迎えた長野マラソン。

全国のランナーや地域の人たちに愛される大会として、発展しています。














