2023年は、最大9連休となる大型連休。

宿泊施設の予約状況は、2022年の善光寺の御開帳の時期を上回る勢いのようです。

【ホテルナガノアベニュー・和田雅仁(わだ・まさひと)支配人】
「(5月)1日、2日あたりはまだ6割くらいだが、3・4・5日はもう9割方ご予約頂戴している。予約の状況としては早いのかなと感じている」

長野市にあるこちらのホテルでは、大型連休の宿泊予約が順調で、コロナ前の9割ほどにまで戻っているといいます。

2022年は、国宝・善光寺の御開帳が重なり、長野県外からの旅行客も増えたといいますが、2023年は、その時以上に、県の内外、さらには、海外からの予約も入っています。

【ホテルナガノアベニュー・和田雅仁支配人】
「昨年に比べれば格段に海外のお客様が増えている。コロナ前に比べて完全に元に戻ったかというとそうではないが、やはりどんどん活気が戻ってきて、にぎわいを見せているというのはうれしい」

一方、蜜にならないとして、コロナ禍でも人気を集めたキャンプ場では…。

「5月の3・4・5日に関しては(予約は)もう全部いっぱい」

長野市の戸隠キャンプ場。

大型連休のうち、特に5月3日から5日は、一日350ある予約枠がすでに全て埋まっています。

【戸谷利志明(とや・としあき)支配人】
「例年、前半にひと山、後半にひと山あるが、今年は3・4・5に全部集中している感じ」「もしかしたら去年よりも少し少ないのかなという話はしている」

カレンダーの並びの影響か、前半にはまだ空きがあるということです。

シーズン最盛期の夏休みの時期は、多い日で一日1700人以上が訪れるなど、コロナ禍でもにぎわいを見せたキャンプ場。

連休後には新型コロナの感染症法上の位置づけが5類に引き下げられるなど、日常が戻りつつある中で、連休の楽しみ方にも変化が見え始めていると話します。

【戸谷利志明支配人】
「3年間くらいキャンプで我慢された方が、いよいよ海外に行くぞという方が多いと聞いている。ちょっと心配なところもあるが、まだまだキャンプブーム続いているので、多くの方に楽しんでもらえるかなと思う」

JR東日本のまとめでは、北陸新幹線の指定席は、4月28日から5月7日までの期間で、21万2000席の予約が入っています。

これは2022年の1.4倍で、コロナ前の2018年との比較では98%と、ほとんど回復してきているということです。