4月13日、青森県六戸町で住宅が全焼して5人が死亡した火災で、焼け跡から見つかった家族4人以外の1人の遺体ついて、警察は近くに住んでいた92歳の親族の男性と判明したと発表しました。

4月13日に六戸町犬落瀬で十文字利美さんの住宅が全焼し、焼け跡から5人の遺体が見つかりました。これまで5人のうち4人がこの家に住んでいた9歳から88歳までの女性だったことがわかっています。

残る男性1人の遺体について、警察は十文字さんの親族で近くに住む無職の砂渡好彦(すなわたり・よしひこ)さん92歳と判明したと発表しました。警察によりますと、砂渡さんの遺体は全焼した住宅の玄関で見つかっていて、これまでの捜査で、住宅近くにあった砂渡さんの車の中からは、可燃性の液体が見つかっています。現場の状況などから警察は、砂渡さんが十文字さんの住宅に火をつけた放火の疑いがあるとみて慎重に捜査を進めています。