上空に入った寒気の影響で、長野県内は25日にかけて気温が低めとなる見込みで、気象台が農作物の凍霜害などに注意を呼びかけています。

長野地方気象台によりますと、長野県の上空には、平年より5度以上低い寒気が流れ込んでいるということで、長野市川中島町のモモ畑では、24日朝、白鳳(はくほう)や川中島白桃(かわなかじまはくとう)を栽培する田中慶太(たなか・けいた)さんが、受粉が済んだモモに影響がないか畑を見回っていました。

2023年は、農作物の生育が10日から2週間ほど早くなっていますが、芽から花、花から実へと生育が進むほど寒さに弱くなるため、その分、霜への注意が必要になります。

24日の最高気温は、長野、松本、諏訪で平年より6度低い13度前後が予想されているほか、25日も気温が下がるため、気象台が凍霜害に注意するよう呼びかけています。