地域の歴史や農業への関心を深めようと、長野県安曇野市の小学生が農業用水路『拾ヶ堰(じっかせぎ)』について学びました。

拾ヶ堰(じっかせぎ)を知る授業は、安曇野市内の小学4年生を対象に毎年行われていて、初回の24日は穂高南(ほたかみなみ)小学校のおよそ30人が、奈良井川(ならいがわ)からの取水口など3か所を見学しました。

拾ヶ堰は、およそ200年前の江戸時代に作られた全長15キロに及ぶ農業用水路で、「世界かんがい施設遺産」にも登録されています。

(見学した小学生は)
「いろんなところが知れるし、ワクワクしました」
「安曇野は農業している人が多いし、すごく大事なものだと思う」

水路が梓川(あずさがわ)の下をくぐる際のサイホンの仕組みを模型を使って学ぶなど、子どもたちは地元の農業に欠かせない拾ヶ堰への関心を深めていました。